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『安曇野朝食物語』 一品目 ”弱肉強食の水の世界”

9月12日 (金) 晴れ時々曇り

こんにちは!マスイです。

 今日はホテルアンビエント安曇野“自慢の朝食バイキング”についてお話したいと思います。

おかげさまで、当ホテルは県外から数多くのお客様に足を運んで頂いております!本当にありがたいことです。

そのお客様のために食材は特に!特に!こだわり「なるべく地元のものを使う」ということを和食・洋食

両料理長は毎日、毎日、食材の吟味や探究を重ねています。

私も旅行者であればなるべく“その土地の風土が見える食材”を食べたいし、食べたくなります。だって旅行ですからね。
 
そして、安曇野には有難いことにたくさんのおいしい食材・食べ物があるんです。

それを今日はこれを見た皆さんに知ってもらい。まだ、食べたこともない人も、食べたこともある人も、これを読んで「おお!この食べ物にはこんな背景やストーリーがあったんだ!」と知ってもらいたい、感じてもらいたいです。

食材のストーリーを知ることで、もっとおいしく、もっと楽しく、そしてもっと安曇野を好きになってもらいたい。そう考えています。

不定期になりますが“ネタが尽きるまで”ここでたっぷりと書きたいと思います。

                ~ 一品目 “弱肉強肉の水の世界”~

「焼きたての岩魚の一夜干しいかがですかー!?炭火で焼いておりまーす!」と、私が朝食担当の時は必ずアナウンスしている「 岩魚郷 (いわなごう)岩魚の一夜干し 」。
 
大抵、ホテルや旅館の朝食では焼き魚と言ったら「しゃけ」や「あじ」など海の物をご用意していると思います。だけど、安曇野のホテルは違います。川魚の「岩魚」をご用意しているんです。

これがまた一番人気商品。岩魚は綺麗な水域しか生息することが出来ない魚です。信州の清涼な水で育った岩魚は、臭味が無く、ほど良い脂加減、そして焼いたのにとても柔らかく骨まで食べられるその食味はまさに水のジビエです。
 
この岩魚の一夜干しは“鹿島槍ガーデン”という養殖場から届けられています。安曇野の北、信濃大町地域はたいへん清らかな水に恵まれており、後立山連邦という黒部渓谷を語るに外せないその山脈から溶け出す“冷たい雪解け水”。

この雪解け水は約100年という長い年月をかけ、ゆっくりとミネラル豊富な地下水脈や河川へと姿を変え、信濃大町の里に恵の水をもたらします。

そして、この雪解け水が形成するのが鹿島槍ガーデンの裾を流れる“鹿島川”という一級河川。その河川の恵みを余すことなく利用する鹿島槍ガーデンの養殖場が今回のお話の舞台です。

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鹿島川は地元では“暴れ川”とあだ名され、よく川が氾濫していまうほどの水量誇ります。

その鹿島川の水流を少し“おすそわけ”して頂いて作ったのがこの鹿島槍ガーデンの養殖場なのです。養殖場の従業員の方に一通りお話をお聞きしましたらぼそっとこんなことを仰っていました。

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             「ここは冷たすぎてあんまり大きくならないんだよね。」

普通の養殖は1年に約10cmくらい成長するのですが、ここだとなんと5cmが限界。

鹿島川の水温は年平均13℃で、冬は水温が0℃近くまでいく極寒水流なんです。

さらに雪解け水で出来た鹿島川は“弱酸性“の性質をもっているため、通常の河川の中性質とは別世界です。

弱酸性の水質は岩魚にとって厳しい鍛錬を与えます。厳しい環境は岩魚の身体を極限までシェイプアップし、旨味をギュッと凝縮します。

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 そして、通常なら1年で出荷するところを、この鹿島槍ガーデンの水流は冷たすぎるため大きくならず、ホテルに出荷されるまでに成長するのに約2年という倍の年月が必要となります。

厳しい自然環境の中に生きている岩魚は生存本能がとても強く、他の弱い岩魚を食べてしまうことがあるそうです。

まさに弱肉強食の世界。水の中でのサバイバルで生き残るか、食べられるかという自然の摂理はこの人里離れた養殖場で繰り広げていたのです。

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 そうして、自然の摂理で“厳選”された岩魚がホテルに並びます。

その命を大切にし、その味を100%以上引き出すため焼き魚の“最高の調理法”といえる「炭火焼き」で焼きます。

最高のロケーションと、最高の環境の養殖場、そして最高の調理法で食べる「 岩魚郷 岩魚の一夜干し」。
              
ぜひ、ホテルアンビエント安曇野 朝食バイキングでその味を存分に味わってください。

安曇野の旅行に ホテルアンビエント安曇野

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  食材の産地が岩魚の限らず明示されているのでよりおいしくいただいています。今年はまだそちらに宿泊していませんが、ぜひ行きたいと思っています。

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